女性看護師の場合、婚期が遅れやすいと言われることもあるが、実際には早めの結婚をする人たちもかなりいる。そしてその場合は、「子どもがほしかったので早く産んでおきたかったから」という理由をよく聞く。一方遅めの結婚をする人は、自分のキャリアを考えて仕事が一段落したときを見計らっての結婚ということが多いと言われる。
このように看護師というのは、自分のライフイベントに合わせて結婚の時期を選びやすい職業である。そう考えると、看護師は婚期ということをあまり考えずに過ごしやすいとも言えるのかもしれない。独身者も多く、看護師は結婚の強制から自由でいやすい職業だというように考えることもできる。ライフイベントに合わせてある程度計画的に結婚を決める場合も、結婚の時期ということを気にせず過ごす場合も、看護師という仕事は大きな味方になってくれるのかもしれない。専門職としての実績を積めば、職場では結婚の有無や結婚の時期、子どもの有無などはあまり問題にならなくなるはずだからだ。
また女性看護師が結婚を考える場合には、その時期を考えるよりも自分の仕事への理解を持ってくれる相手を選ぶことのほうが大切である。人の健康を守るという大切な専門職についていることを誇りとしながら、その仕事を大切に思ってくれる相手と結婚することが望ましいと言えるだろう。そしてそんな相手と出会ったときこそ、その人にとって本当に適切な婚期と言えるはずである。